PayPay経済圏を中心にキャッシュレス決済やポイント活用を重視したい方にとって、LINEMOは通信費を抑えつつスマートに生活できる選択肢である。
この記事では、LINEMOの最新料金プランや通話オプション、PayPay経済圏での活用方法、メリット・デメリットを簡潔に解説する。
LINEMOの最新料金プラン
LINEMOのプランは「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」の2種類だ。データ容量で、月間30GB必要かどうかでどちらのプランにするか決めるとよい。
LINEMOの料金プラン
LINEMOでは、シンプルかつ分かりやすい料金体系が特徴である。利用スタイルに応じて選べる複数のプランが用意されており、データ容量や月額料金のバランスを重視したいユーザーに適している。以下の表は、現行の主要プランとその内容を示したものである。
プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
LINEMOベストプラン | 3GB 10GB | 990円 2,090円 |
LINEMOベストプランV | 30GB | 2,970円 |
LINEMOの各プランは、データ容量や料金が明確に設定されているため、自分に合ったプランを選択しやすいのが利点である。
LINEMOの通話料
LINEMOは、基本の従量課金制に加え、ニーズに応じて選べる通話オプションを用意している。短時間の通話が多い方や、長時間の通話を頻繁に利用する方にも対応できる柔軟な設計となっている。下記の表は、各プランごとの通話オプションとその料金をまとめたものである。
プラン | 5分かけ放題 | かけ放題 |
---|---|---|
LINEMOベストプラン | 550円 ※7か月目まで0円 | 1,650円 ※7か月目まで1,100円 |
LINEMOベストプランV | 0円 | 1,100円 ※7か月目まで550円 |
通話オプションを組み合わせることで、利用状況に合わせた最適な通話環境を実現できるのが特徴である。
LINEMOで利用できるPayPay経済圏のサービス
PayPay経済圏では、LINEMOユーザー独自の特典はない。ただ、PayPay経済圏をメインにしたい人向けに、サービスごとの活用方法をまとめる。
LINEMO + PayPayポイント/PayPayアプリ
LINEMOの通信料金の支払いは、クレジットカードか口座振替の2種類である。クレジットカード払いにすれば、クレジットカードの種類に応じた特典を受けられるが、口座振替なら特典はない。
- 通信料金の支払い自体ではポイントは貯まらない
- 買い物などでポイントを貯め、通信料金の支払いに充てることはできる
LINEMOの通信料金をPayPayポイントで支払うことができるため、PayPayキャンペーンやYahoo!ショッピングでの買い物を通じて、ポイントを貯める手段を確認しておく必要がある。
LINEMO + PayPayカード
LINEMOの通信料金支払いにPayPayカードを利用すると、カード利用によるポイント特典を得られるが、連携による特典の上乗せはない。PayPayカードのポイント還元率を有効活用する。
- PayPayカード:還元率1%
- PayPayゴールドカード:還元率2%
PayPayカードは年会費無料だが、ゴールドカードは年間11,000円の年会費が必要となる。スマホはLINEMOで十分だが、カードで頻繁に買い物するならゴールドカードも選択肢となる。
LINEMO + PayPay決済
LINEMOユーザー限定のPayPay決済特典はないが、PayPay決済を使う全ユーザーが受けられる「共通の特典」がある。
支払い方法 | 基本還元率 |
---|---|
PayPay残高・ポイント払い | 0.5% |
PayPayクレジット・カード | 1.0% |
支払回数30回+支払金額10万円 | +0.5% |
PayPayカード ゴールドを設定 | +0.5% 最大2.0% |
上記は、PayPayステップと呼ばれる利用頻度に応じた特典制度である。PayPay残高という電子マネーやポイント払いで、0.5%の還元を受けられる。PayPay経済圏を主力にしたいなら、PayPayカードは必須だろう。
LINEMO + PayPay銀行
LINEMOの通信料金を、PayPay銀行の口座振替にしても、ポイント付与などの特典はない。ただ、PayPay銀行の特徴を活かすことはできる。
- PayPay銀行口座からPayPay残高へのチャージが即時・手数料無料で可能
- PayPay銀行→PayPay残高→PayPay決済という流れで、キャッシュレス生活を一元化
PayPay経済圏をメインにするなら、利便性を重視して、連携しておくといいだろう。
PayPay経済圏でLINEMOを使うメリット・デメリット
PayPay経済圏でLINEMOを利用する際のポイントを、メリット・デメリットに分けて整理する。
PayPay経済圏 × LINEMOのメリット
LINEMOは、通信費を抑えつつPayPay経済圏の利便性を活用したいユーザーに適したオンライン専用ブランドである。主なメリットは以下の通りである。
- 料金が安い・シンプル
- オンラインで手続き完結
- PayPay決済・ポイントが使える
- 契約縛り・解約金なし
- サブ回線にも向く
PayPay経済圏 × LINEMOのデメリット
一方で、LINEMOにはいくつかのデメリットや制約も存在する。主なデメリットは以下の通りである。
- PayPay経済圏の特典はほぼなし
- 家族割・セット割なし
- サポートはオンラインのみ
- キャリアメール不可
- 通信料金支払いでポイント付与なし
LINEMOはどんな人に向いているか
PayPay経済圏でLINEMOを利用する際は、通信費を抑えつつ、PayPay決済やPayPayポイントの利便性を日常生活で活用したい人に特におすすめである。一方で、通信契約者向けの特典や家族割などを重視する場合は、ワイモバイルやソフトバンク本体の方が適している。
自身の利用スタイルや重視するポイントに合わせて、LINEMOのメリットとデメリットをしっかり把握した上で選択することが重要である。
まとめ
LINEMOは、PayPay経済圏の利便性を活かしつつ、通信費を抑えたい人に最適なオンライン専用ブランドである。特典や割引は少ないが、シンプルな料金体系とPayPay決済の活用で、日常生活をスマートにしたい方に向いている。自分の重視するポイントに合わせて、LINEMOの活用を検討してほしい。
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