LINEMOとUQモバイルの違いを比較
LINEMOとUQモバイルは、料金体系や割引、サポート体制に大きな違いがある。まずは、主な違いを比較表で確認しよう。
| 項目 | LINEMO | UQモバイル |
|---|---|---|
| 月額料金 | 990円 ~2,970円 | 1,628円 ~4,048円 |
| データ容量 | ~30GB | ~35GB |
| 5分・10分通話 | 5分通話無料 のプランあり | 10分通話無料 のプランあり |
| 使用回線 | ソフトバンク回線 | au回線 |
| データ繰り越し | 非対応 | 対応 |
| 家族割 | なし | あり |
| 光回線とのセット割 | なし | あり |
| 端末販売 | なし | あり |
| 店舗サポート | なし | あり |
割引を利用せず、スマホ単体で安く契約するならLINEMOが有力である。一方、対象の光回線やauでんきを利用している場合や、店舗サポートを重視する場合はUQモバイルが適している。
料金・データ容量
LINEMOには、小容量向けの「LINEMOベストプラン」と30GBの「LINEMOベストプランV」がある。
| プラン | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| LINEMOベストプラン | 3GBまで | 990円 |
| LINEMOベストプラン | 10GBまで | 2,090円 |
| LINEMOベストプランV | 30GB | 2,970円 |
LINEMOベストプランは、使用量に応じて月額料金が変わる段階制である。月によってデータ使用量が変わる人や、3GB程度しか使わない人に向いている。
UQモバイルには、段階制の「トクトクプラン2」と、通話サービスを含む「コミコミプランバリュー」がある。
| プラン | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| トクトクプラン2 | 5GBまで | 2,948円 |
| トクトクプラン2 | 5GB超 ~30GB | 4,048円 |
| コミコミプランバリュー | 35GB | 3,828円 |
トクトクプラン2は、自宅セット割とau PAYカードお支払い割を適用すると、5GBまで月額1,628円、30GBまで月額2,728円になる。ただし、対象サービスを利用していなければ通常料金となる。
単純な月額料金ではLINEMOが安い。一方、30GB前後を利用し、対象のセット割を適用できる場合は、UQモバイルも有力な選択肢になる。
通話料金・かけ放題
通常の国内通話料金は、どちらも30秒につき22円である。ただし、プランに含まれる無料通話と通話オプションが異なる。
| 項目 | LINEMO | UQモバイル |
|---|---|---|
| 短時間通話付きプラン | 5分以内 | 10分以内 |
| 1回5分以内の通話 | 月額550円 | なし |
| 1回10分以内の通話 | なし | 月額880円 |
| 通話時間・回数無制限 | 月額1,650円 | 月額1,980円 |
| 通話定額付きプランの完全かけ放題 | 月額1,100円 | 月額1,100円 |
LINEMOベストプランVには、1回5分以内の国内通話が付帯する。UQモバイルのコミコミプランバリューには、1回10分以内の国内通話が付帯する。
短い通話が中心ならLINEMO、5分を超える通話が多いならUQモバイルが使いやすい。通話をほとんど利用しない場合は、基本料金が安いLINEMOベストプランが適している。
通信品質・速度・電波
LINEMOはソフトバンク回線、UQモバイルはau回線を利用する。いずれも大手通信会社の回線を利用するサービスであり、一般的なMVNOと比べて混雑する時間帯でも通信速度が安定しやすい。
ただし、実際の通信速度やつながりやすさは、利用地域や時間帯、建物、端末によって変わる。平均速度だけで一方が優れていると判断するのではなく、自宅や勤務先がそれぞれの対応エリアに含まれるか確認することが重要である。
また、LINEMOには「LINEギガフリー」がある。LINEアプリのトークや音声通話、ビデオ通話などは原則としてデータ容量を消費しない。LINEを頻繁に利用する人にとっては、実質的に使えるデータ容量が増えるメリットがある。
データ繰り越し・速度制限
データ容量の繰り越しに対応しているのはUQモバイルである。余ったデータ容量を翌月末まで利用できるため、月ごとの使用量に差がある人でも無駄が生じにくい。
LINEMOはデータ繰り越しに対応していない。ただし、LINEMOベストプランは使用量に応じて料金が変わるため、データ使用量が少ない月は自動的に料金を抑えられる。
| 項目 | LINEMO | UQモバイル |
|---|---|---|
| データ繰り越し | 非対応 | 翌月まで対応 |
| 容量超過後の速度 | 最大300kbps または1Mbps | 最大1Mbps |
| さらに一定量を超えた場合 | 最大128kbps | 最大128kbps |
LINEMOベストプランは10GBを超えると最大300kbps、15GBを超えると最大128kbpsに制限される。LINEMOベストプランVは30GBを超えると最大1Mbps、45GBを超えると最大128kbpsとなる。
UQモバイルは基本容量を超えると最大1Mbpsとなり、トクトクプラン2は40GB、コミコミプランバリューは50GBを超えると最大128kbpsに制限される。
余ったデータを翌月に回したいならUQモバイル、使用量に応じて月額料金を自動的に調整したいならLINEMOが向いている。
家族割・光回線とのセット割
LINEMOには、家族割や光回線とのセット割がない。家族の人数や利用中の固定回線にかかわらず、原則として同じ月額料金で利用する。
UQモバイルのトクトクプラン2では、家族セット割または自宅セット割を利用できる。
| 割引 | 割引額 |
|---|---|
| 家族セット割 | 月額550円 |
| 自宅セット割 | 月額1,100円 |
| au PAYカードお支払い割 | 月額220円 |
家族セット割と自宅セット割は併用できない。自宅セット割には、auひかりなどの対象インターネットサービスまたはauでんきの契約が必要である。
すでに対象サービスを利用している場合は、UQモバイルの料金を大きく抑えられる。一方、割引を受けるために新たに光回線を契約すると、通信費全体が高くなる可能性がある。スマホ料金だけでなく、光回線を含めた合計額で比較する必要がある。
端末販売・サポート体制
LINEMOはオンライン専用ブランドであり、原則として申し込みや各種手続きをオンラインで行う。店舗での契約サポートやスマートフォンのセット販売には対応していないため、利用する端末は自分で用意する必要がある。
UQモバイルはオンラインショップでスマートフォンを販売しているほか、全国のUQスポットやau Style、auショップなどでも取り扱われている。契約手続きや初期設定について対面で相談したい人にも利用しやすい。
オンラインで問題なく手続きでき、端末を自分で用意できるならLINEMOで十分である。端末も一緒に購入したい人や、契約後も店舗で相談したい人にはUQモバイルが適している。
※料金・サービス内容は2026年8月31日時点。LINEMO公式、UQモバイル公式
LINEMOとUQモバイルを経済圏で比較
LINEMOはPayPay経済圏、UQモバイルはau経済圏と相性がよい。スマホ料金だけでなく、普段利用しているポイントやクレジットカード、金融サービスまで含めると、どちらがお得か判断しやすくなる。
| 項目 | LINEMO | UQモバイル |
|---|---|---|
| ポイント | PayPayポイント | Pontaポイント |
| スマホ決済 | PayPay | au PAY |
| クレカ | PayPayカード | au PAYカード |
| 銀行 | PayPay銀行 | auじぶん銀行 |
| 証券 | PayPay証券 | 三菱UFJ eスマート証券 |
| ネット通販 | Yahoo!ショッピング | au PAY マーケット |
PayPayを中心にシンプルに利用するならLINEMO、通信・決済・銀行・証券を連携させるならUQモバイルが適している。
PayPayポイントとPontaポイント
LINEMOの通信料金をPayPayカードで支払うと、1,000円(税抜)につき10ソフトバンクポイントが貯まる。ソフトバンクポイントは、設定によりPayPayポイントへ交換できる。
PayPayポイントはPayPay加盟店やYahoo!ショッピングなどで利用できるため、日常の決済に使いやすい。ただし、LINEMOを契約するだけでPayPayの通常還元率が上がるわけではない。
UQモバイルでは、au PAYカードによる料金の支払いや、au PAY、auじぶん銀行などの利用でPontaポイントを貯められる。トクトクプラン2では、対象のサブスクリプションをUQモバイル経由で契約すると、利用料金の最大20%がPontaポイントで還元される。
Pontaポイントはローソンなどの提携店に加え、au PAY残高へのチャージ、au PAY マーケット、ポイント投資などに利用できる。
街の店舗やネット通販で手軽に使うならPayPayポイント、金融サービスまで含めて活用するならPontaポイントが使いやすい。
PayPayカードとau PAYカード
PayPayカードとau PAYカードは、どちらも年会費無料で、基本還元率は1.0%である。
| 項目 | PayPayカード | au PAYカード |
|---|---|---|
| 年会費 | 無料 | 無料 |
| 基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
| 貯まるポイント | PayPayポイント | Pontaポイント |
| 通信料金 との連携 | LINEMO料金 でポイント付与 | UQモバイル料金 でポイント付与 ・料金割引 |
| ゴールドカード | PayPayカード ゴールド | au PAY ゴールドカード |
LINEMOの通信料金をPayPayカードまたはPayPayカード ゴールドで支払うと、1,000円(税抜)につき10ポイントが貯まる。PayPayカード ゴールドを選んでも、LINEMO料金の還元率が大幅に上がるわけではない。
UQモバイルの通信料金をau PAYカードで支払うと、100円(税込)につき1Pontaポイントが貯まる。トクトクプラン2では、au PAYカードお支払い割によって月額220円が割り引かれる。
また、au PAY ゴールドカードでUQモバイル料金を支払うと、通常還元を含めて最大10%のPontaポイント還元を受けられる。ただし、年会費が11,000円かかるため、スマホ料金だけで元を取れるか確認する必要がある。
一般カード同士では大きな差はないが、通信料金の割引を含めるとUQモバイルとau PAYカードの組み合わせが有利である。
PayPay銀行とauじぶん銀行
PayPay銀行は、PayPay残高への入出金に利用できる。PayPayアプリと銀行口座を連携すれば、PayPay残高へのチャージや出金をスムーズに行える。
ただし、LINEMOを契約していることによる恒常的な銀行優遇は限定的である。LINEMOとPayPay銀行は同じPayPay経済圏に属するものの、通信契約と銀行サービスの直接的な連携はそれほど強くない。
auじぶん銀行は、au IDやau PAY、UQモバイルとの連携が充実している。対象サービスの利用状況に応じて、PontaポイントやATM利用手数料、振込手数料などの優遇を受けられる。
また、UQモバイル、au PAYカード、auじぶん銀行を組み合わせることで、UQモバイル料金に対するPontaポイント特典を受けられる場合がある。
PayPayへの入出金のしやすさを重視するならPayPay銀行、通信や決済を含めた優遇を重視するならauじぶん銀行が適している。
PayPay証券と三菱UFJ eスマート証券
PayPay証券では、PayPayポイントを利用して株式や投資信託を購入できる。PayPayアプリから利用でき、少額から始めやすい点が特徴である。
LINEMOで貯めたPayPayポイントを直接投資に回せるわけではないが、PayPayカードやYahoo!ショッピングなどで貯めたポイントを資産形成に活用できる。
三菱UFJ eスマート証券では、Pontaポイントを投資信託などの購入に利用できる。また、au PAYカードによる投資信託の積立に対応しており、積立額に応じてPontaポイントが貯まる。
| 項目 | PayPay証券 | 三菱UFJ eスマート証券 |
|---|---|---|
| 利用できるポイント | PayPayポイント | Pontaポイント |
| クレカ積立 | PayPayクレジット (PayPayカード) | au PAYカード |
| NISA | 対応 | 対応 |
| 特徴 | アプリで 少額投資しやすい | 商品・サービス が比較的充実 |
投資初心者が手軽に始めるならPayPay証券、NISAや投資信託の積立まで本格的に利用するなら三菱UFJ eスマート証券が有力である。
Yahoo!ショッピングとau PAY マーケット
PayPay経済圏の主なネット通販はYahoo!ショッピングである。PayPayやPayPayカードを利用すると、購入条件に応じてPayPayポイントが貯まる。
ただし、LINEMOはソフトバンクやY!mobileと異なり、契約者向けのYahoo!ショッピング優遇が充実しているわけではない。LINEMOを契約しただけで、Yahoo!ショッピングの還元率が大きく上がるとは限らない。
au経済圏にはau PAY マーケットがあり、買い物でPontaポイントを貯めたり、支払いに利用したりできる。通常のPontaポイントを、au PAY マーケット限定ポイントへ増量交換できる場合もある。
Yahoo!ショッピングを普段から利用するならLINEMOとPayPay経済圏、Pontaポイントをまとめて活用するならUQモバイルとau経済圏が適している。
経済圏全体の連携では、UQモバイルの方が通信・カード・銀行・証券を直接組み合わせやすい。一方、PayPayによる日常決済を中心に、サービスをシンプルにまとめたい人にはLINEMOが使いやすい。
※サービス内容は2026年8月31日時点。LINEMOのポイントプログラム、au PAYカード、auじぶん銀行
LINEMOがおすすめの人
LINEMOは、複雑な割引条件なしで月額料金を抑えられる点が特徴である。店舗サポートが不要で、PayPayを日常的に利用している人に向いている。
セット割なしでスマホ料金を抑えたい人
LINEMOは、家族割や光回線とのセット割を適用しなくても、3GBまで月額990円、10GBまで月額2,090円、30GBまで月額2,970円で利用できる。
一方、UQモバイルのトクトクプラン2は、割引前の月額料金が4,048円である。自宅セット割やau PAYカードお支払い割を適用できなければ、LINEMOより割高になりやすい。
スマホのために光回線やクレジットカードを変更したくない人には、通常料金が安いLINEMOが適している。
PayPay経済圏を利用している人
普段からPayPayやPayPayカード、Yahoo!ショッピングを利用している人は、LINEMOを選ぶことで決済やポイントをPayPay経済圏にまとめられる。
LINEMO料金の支払いでソフトバンクポイントを貯められるほか、貯まったPayPayポイントやPayPay残高を通信料金に充当することも可能である。
ただし、LINEMOを契約するだけでPayPayやYahoo!ショッピングの還元率が大幅に上がるわけではない。すでにPayPay経済圏を利用している人が、通信サービスもまとめる場合に適している。
オンラインで手続きを完結できる人
LINEMOはオンライン専用ブランドであり、申し込みや契約内容の変更、各種サポートは原則としてWebやチャットで行う。
店舗へ行く必要がないため、手続きに慣れている人なら時間や場所を問わず利用できる。一方、対面で説明を受けたい人や、端末の設定まで相談したい人には不向きである。
スマートフォンを自分で用意でき、SIMやeSIMの設定、オンライン手続きに抵抗がない人にはLINEMOが向いている。
UQモバイルがおすすめの人
UQモバイルは、対象サービスとのセット割や店舗サポートが充実している。au・Ponta経済圏を利用している人や、契約後の安心感を重視する人に向いている。
自宅セット割を適用できる人
auひかりなどの対象インターネットサービスやauでんきを利用している人は、トクトクプラン2に自宅セット割を適用できる。
自宅セット割とau PAYカードお支払い割を組み合わせると、5GBまで月額1,628円、30GBまで月額2,728円となる。30GBではLINEMOベストプランVの月額2,970円を下回る。
ただし、割引を受けるために新しく光回線を契約すると、通信費全体が高くなる可能性がある。すでに対象サービスを利用している人ほどメリットが大きい。
au・Ponta経済圏を利用している人
au PAYやau PAYカード、auじぶん銀行、三菱UFJ eスマート証券などを利用している人は、UQモバイルを選ぶことでPontaポイントを中心にサービスをまとめられる。
トクトクプラン2ではau PAYカードお支払い割を利用でき、対象のサブスクリプションではPontaポイント還元も受けられる。auじぶん銀行や三菱UFJ eスマート証券との連携まで含めると、LINEMOより経済圏全体のつながりが強い。
スマホ料金だけでなく、決済や金融サービスまでau・Ponta経済圏にまとめたい人にはUQモバイルが適している。
店舗でサポートを受けたい人
UQモバイルは、UQスポットやau Style、auショップなどの実店舗で取り扱われている。申し込みや料金プランの相談、端末購入などを対面で進められる点が強みである。
LINEMOはオンライン専用で、店舗サポートや端末販売に対応していない。オンライン手続きに不安がある人や、端末の購入から契約までまとめて相談したい人にはUQモバイルが向いている。
ただし、店舗で行う手続きによっては手数料が発生する場合がある。費用を抑えたい場合は、UQモバイルでもオンラインショップを利用するとよい。
LINEMOとUQモバイルの比較に関するよくある質問
LINEMOとUQモバイルはどちらが速い?
LINEMOはソフトバンク回線、UQモバイルはau回線を利用しており、どちらも通信品質は比較的安定している。
実際の通信速度は利用する場所や時間帯、建物、端末によって変わるため、一律にどちらが速いとはいえない。自宅や勤務先におけるソフトバンクとauの対応エリアを確認して選ぶことが重要である。
LINEMOとUQモバイルはデュアルSIMで併用できる?
デュアルSIM対応端末であれば、LINEMOとUQモバイルを併用できる。ソフトバンク回線とau回線を組み合わせられるため、一方がつながりにくい場所や通信障害時に、もう一方の回線を利用できる。
ただし、利用できるSIMとeSIMの組み合わせは端末によって異なる。申し込む前に、端末が両サービスの対応機種に含まれているか確認する必要がある。
家族で利用するならどちらがお得?
自宅セット割や家族セット割を適用できる場合は、UQモバイルが有力である。店舗でまとめて相談できるため、家族全員の契約や端末管理もしやすい。
ただし、LINEMOは割引なしでも基本料金が安い。家族それぞれが3GB程度しか使わない場合は、月額990円で利用できるLINEMOの方が、家族セット割適用後のUQモバイルより安くなる可能性がある。
家族の人数だけでなく、それぞれのデータ使用量と自宅セット割の適用可否を確認して比較するとよい。
まとめ|割引なしならLINEMO、セット割・サポート重視ならUQモバイル
LINEMOは、割引条件なしで月額料金を抑えたい人に向いている。PayPayを普段から利用し、オンラインで手続きを完結できる人にも適している。
UQモバイルは、自宅セット割を適用できる人や、店舗サポートを重視する人に向いている。au PAYカードやauじぶん銀行などを利用している場合は、Pontaポイントを中心に経済圏をまとめられる。
単純な料金ならLINEMO、セット割や経済圏全体の連携、店舗での安心感まで重視するならUQモバイルを選ぶとよい。


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