【2025年版】au経済圏スマホ徹底比較｜au・UQモバイル・povoの料金と賢い選び方

au・UQ mobile・povoの3ブランドを展開するau経済圏は、料金プランやポイント還元、家族割引など多彩な特典が魅力である。

通信だけでなく、決済や金融サービスとも連携しており、日常生活のあらゆる場面でお得に活用できる仕組みが整っている。

この記事では、au経済圏における3ブランドのスマホサービスを徹底解説し、自分のライフスタイルや家族構成に合った最適なプラン選びのポイントを紹介する。

【比較表】au経済圏のスマホプラン

KDDIが提供するauモバイルは、3ブランドの中でプレミアムブランドとして位置づけられている。

高品質な通信サービスと充実したサポート体制が特徴であり、データ容量無制限プランから少容量プランまで、様々なニーズに対応した料金体系を提供している。

項目	au	UQ mobile	povo2.0
プラン名	マネ活バリューリンクプラン	トクトクプラン2	トッピング方式
月額料金（税込）	9,328円	4,048円	基本料0円
データ容量	無制限	30GB	必要分を都度追加
割引・ポイント適用後	実質4,228円	2,728円	ー
主な特徴	au経済圏連携で最大4,000ポイント還元。金融サービス連携（au PAY・じぶん銀行など）でポイント率強化。5G Fast Lane・海外放題特典付き。	データ繰越可能。使用量に応じて月額自動変動。通話オプション・サブスクぷらす対応。家族割・自宅セット割に強い。	基本料0円＋トッピング制。5分・無制限通話トッピングあり。柔軟性が高くサブ回線向き。180日未使用で自動解約に注意。

auモバイルの詳細

auはKDDIが展開するプレミアムブランドであり、通信品質とサポート体制に優れる。

主要プランは割引やポイント還元を組み合わせることで、実質負担額を大幅に抑えることができる。ここでは各プランの料金や割引の内訳をまとめる。

バリューリンク＆マネ活プラン

auの主力無制限プランである3種（バリューリンク・マネ活バリューリンク・マネ活プラン＋）を比較。

いずれも200GB超まで速度制限なしで使え、Pontaポイント還元や金融連携などの特典内容が異なる。

項目	auバリューリンクプラン	auマネ活バリューリンクプラン	auマネ活プラン＋ 5G/4G
データ容量	無制限	無制限	無制限
月額料金	8,008円	9,328円	8,778円
最大割引・還元時 料金	5,478円	4,228円	3,678円
au Starlink Direct	〇	〇	〇
Pontaパス	〇	〇	ー
au海外放題 毎月15日分	〇	〇	〇
サブスクぷらす	〇	〇	〇
5G Fast Lane	〇	〇	〇

3つのプランはいずれも共通の高速通信や特典を備えているが、マネ活系プランは金融・決済サービスとの連携が強化されており、ポイント還元を最大化したい人におすすめである。

使い放題＆スマホミニプラン＋

利用スタイルに応じて選べる2プラン。通信量を気にせず使いたい人は「使い放題MAX＋」、Wi‑Fi中心のライトユーザーには「スマホミニプラン＋」が適している。

項目	使い放題MAX＋ 5G／4G	スマホミニプラン＋ 5G／4G
データ容量	無制限	段階制
月額料金（税込）	7,458円	1GB：4,708円 3GB：6,358円 5GB：8,008円
割引適用後	4,928円	1GB：2,178円 3GB：3,828円 5GB：5,478円
au Starlink Direct	〇	〇
Pontaパス	ー	ー
au海外放題 毎月15日分	〇	ー
サブスクぷらす	〇	〇
5G Fast Lane	〇	ー

どちらも家族割やスマートバリューが適用できる。毎月のデータ使用量をもとに、重視するポイント（データ容量か節約か）で選ぶのがコツだ。

あなたに向いているプランは？

auのスマホプランは種類が多く、迷いがちだ。そこで、プランごとの特徴を表にまとめ、比較・検討しやすくした。

項目	バリュー	マネ活バリュー	マネ活＋	使い放題MAX＋	スマホミニ＋
データ無制限	〇	〇	〇	〇	―
テザリング上限（60GB）	〇	〇	〇	〇	△（20GB）
Pontaポイント還元	―	◎	◎	―	―
金融・決済連携	―	〇	◎	―	―
エンタメ・サブスク連携	△	△	◎	△	△
au Starlink Direct	〇	〇	〇	△（月220円）	△（月220円）
海外放題	〇	〇	〇	〇	―
Pontaパス無料	〇	〇	―	―	―
家族割・スマートバリュー対応	〇	〇	〇	〇	〇
向いている人	家族メイン	ポイ活派	エンタメ重視	外出多用派	ライトユーザー

表を見ると分かるように、各プランには明確な強みがある。

Ponta還元や決済連携を重視するなら「マネ活系プラン」が有利で、エンタメも必要なら「マネ活＋」が向いている。

ローソンでの利用機会が多く、Pontaパスのメリットが大きいなら「バリューリンク系」がよく、ポイ活の頻度が低ければ、料金設定が低めの「バリューリンクプラン」が向いているといえる。

反対に、ポイント還元よりも通信品質やシンプルさを重視する場合は、「使い放題MAX＋」か「スマホミニ＋」が候補となる。

特にデータ無制限が不要でWi‑Fi中心なら、「スマホミニ＋」が最も経済的だ。

UQ mobileの詳細

UQ mobileは、KDDIが展開するミドルレンジブランドとして、コストパフォーマンスと使いやすさを重視した新料金体系を導入している。

2025年6月からは「コミコミプランバリュー」と「トクトクプラン2」の2プラン体制となり、シンプルかつ大容量志向のユーザーにも対応している。

項目	コミコミプランバリュー	トクトクプラン2
月額料金（税込）	3,828円	4,048円
データ容量	35GB	30GB
割引適用後	割引なし	2,728円 ※5GB以下は1,628円
通話	1回10分以内かけ放題付き	通話オプション選択制
データ繰越	〇	〇
au Starlink Direct	△（月550円）	△（月550円）
Pontaパス	〇	－
海外放題1日	△（月800円～）	△（月800円～）
サブスクぷらす	〇	〇
家族割・自宅セット割	－	〇
au PAYカードお支払い割	－	△（月220円）
おすすめタイプ	通話込みで定額志向の人	データ使用量にムラがある節約志向の人

あなたはどちらが向いている？

UQ mobileの新料金体系は、割引なしで大容量・通話定額を選びたい人には「コミコミプランバリュー」、割引やデータ利用量に応じて柔軟に料金を抑えたい人には「トクトクプラン2」が最適である。

どちらもデータ繰越やサブスクぷらすポイントなど、au経済圏ならではの特典が充実している。

auのプランと比較！auとUQ mobileどう違う？

UQ mobileは、低料金とシンプルな割引体系、データ繰越機能などが特徴である。

auは多彩なポイント還元や家族向け特典、金融連携が強みであり、プレミアム志向の層に適している。両者を比較することで、自分に最適なサービスを選びやすくなる。

au経済圏でUQモバイルを使い倒す方法については、「au経済圏でUQモバイルを使い倒す！メリット・デメリットと活用術」で解説しているので、興味があれば一読してほしい。

povoの詳細

povoはKDDIが展開するオンライン専用ブランドで、基本料金0円・トッピング方式という独自の料金体系が特徴である。

必要な時に必要な分だけデータや通話をトッピングで購入できるため、コストを最小限に抑えたいユーザーやサブ回線利用にも適している。

ただし、180日間有料トッピングの購入がない場合は自動解約となる点、店舗サポートがない点には注意が必要である。

項目	povo2.0
月額料金（税込）	基本料0円
データ容量	必要時にトッピングで追加
データ繰越	ー
割引適用後料金	ー
家族割・自宅セット割	ー
auスマートバリュー	ー
Pontaポイント還元	ー
金融・決済連携	ー
通話	オプションで追加可能（5分/無制限）
サブスクぷらす	ー
Pontaパス	ー
au Starlink Direct	ー
海外放題	ー（※ローミング自体は可）
テザリング	○（追加料金なし・標準対応）
店舗サポート	ー（オンライン専用）
おすすめタイプ	サブ回線／スマホほぼ未使用者／コスト最小志向

povoをau経済圏で活用する方法については、「au経済圏でpovoを使い倒す！メリット・デメリットと活用術」で詳しく解説している。povoのプランに興味がある人は必読だ。

家族でお得なau経済圏

auは家族利用でさらにお得になる割引やサービスが充実している。

家族割プラスやauスマートバリュー、自宅セット割などを活用すれば、同居家族はもちろん、条件によっては離れて暮らす家族も対象となり、通信費全体を大きく抑えられる。子ども向けやシニア向けのプラン・見守りサービスも用意されており、家族全員でau経済圏のメリットを享受できる。

auの家族割とセット割

割引名	割引内容	おもな条件
家族割プラス	2人：最大▲660円 3人以上：最大▲1,210円	auスマートバリュー加入など
auスマートバリュー	最大▲1,100円	ネットと電話の契約など
家族割®	家族間通話・SMS無料	auで家族グループ登録

割引は重複適用が可能で、家族全体の通信費を削減できる。キャンペーン期間中は、別住所の家族も店頭手続きで家族割プラスの対象となる。なお、UQ モバイルについては、以下の記事で詳しく解説している。

子ども向け料金プラン・見守りサービス

子ども向けの料金プラン・見守りサービスは、auブランドの大きな特長である。家族のライフステージやニーズに応じて、安心・安全かつコストパフォーマンスの高い選択肢が用意されている。

プラン	対象	月額料金 割引適用後	特徴
ジュニアケータイプランN	小学生以下	737円 550円	家族間通話、SMS無料、 居場所通知、防犯ブザー
ジュニアケータイプランME	小学生以下	847円 660円	家族間通話、SMS無料、居場所通知、防犯ブザー
スマホスタートプランベーシック 5G/4G	22歳以下	5,203円 1,078円	データ容量：30GB

子どもの成長や利用目的に合わせて、安心・安全なプランや見守りサービスを選べる。

家族でまとめて乗り換える場合の注意点

家族で同時に乗り換える場合は、同一店舗・同月内での手続きが必要となるキャンペーンが多い。

進呈されるPontaポイントやキャッシュバックには上限や期間・用途限定があるため、事前に条件を確認することが重要である。

au・UQ mobile・povoの経済圏内外での使い分け

auやUQ mobileは、au経済圏と連動した各種ポイント・決済・エネルギーサービスの恩恵を最大限享受できるため、家族全体や生活インフラのまとめ利用に適している。

一方、povoは割引や還元が限定的であるが、基本料ゼロ・柔軟な追加課金という独特の料金体系を持つため、他経済圏との併用やサブ回線運用といった「経済圏横断型ユーザー」に最適な選択肢となる。

まとめ

auブランドのモバイルサービスは「au」「UQ mobile」「povo」の3ブランドで構成されている。

「au」は高品質な通信とサポートを提供するプレミアムブランド。「UQ mobile」はコスパに優れた中間層向けで、データ繰越機能が魅力。「povo」は基本料0円のトッピング方式で、必要なサービスだけを選べるオンライン完結型である。

選ぶポイントは、データ使用量、通話頻度、サポート必要性、家族利用などだ。各ブランドではポイント還元やキャンペーンも実施中。au PAYポイントや家族割引を活用するとさらにお得に。

契約はオンラインか店舗で可能。MNP（他社からの乗り換え）も簡単に行える。あなたのライフスタイルに合った最適なプランを選んで、スマートなモバイルライフを実現しよう。