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経済圏比較|三菱UFJ・PayPay・SBI・マネックス・楽天証券

青色を基調とした背景に、「今さら聞けない!? 証券会社」という大きな日本語タイトルと「徹底比較」の文字。左下にコインのイラスト、右上に紙幣のイラストが配置されている。下部に「楽天・マネックス・PayPay・SBI・auカブコム」と主要証券会社名が記載されている。 比較

スマートフォンの普及により、投資はより身近になっている。

しかし、各社の手数料無料化で一見すると違いが分かりにくく、証券会社選びに悩む投資家が増えている。

選ぶべきポイントは、銀行連携の利便性、ポイント投資の方法、ロボアドバイザーの特徴など、各経済圏による独自のサービスにある。

本記事では、主要経済圏と結びついた5大ネット証券(三菱UFJ eスマート、PayPay、SBI、マネックス、楽天)のサービスを徹底比較。

自分の生活スタイルに最適な証券会社の選び方を解説する。

経済圏比較:証券会社と銀行との連携サービスと特典

スマートフォン決済の普及により、証券投資と銀行サービスの垣根が低くなってきている。複数の証券会社や銀行と連携するケースも多いが、ここでは経済圏を軸におもな連携銀行でまとめる。

証券会社
主な連携銀行
自動入金
自動出金
連携特典
三菱UFJeスマート証券
 ⇔ auじぶん銀行
両方対応
無料
普通預金金利
+0.10%
PayPay証券
PayPay銀行
両方対応
無料
なし
SBI証券
SBI新生銀行
両方対応
無料
連携だけで最上位
ダイヤモンドステージ
マネックス証券
イオン銀行
両方対応
即時出金1回330円
ステージ特典
スコア獲得
楽天証券
楽天銀行
両方対応
無料
普通預金金利
+0.08%
(300万円以下部分)
※即時入金は、連携銀行以外の金融機関からも広く利用可能です(マネックス証券:17行以上、SBI証券:大手都市銀行など)
※多くの証券会社で、連携銀行に限らず手数料無料でのお取引が可能です
※預金金利優遇は連携銀行でのみ適用されます
※すべての証券会社で通常の銀行振込による入金も可能です
  • auカブコム証券は2025年1月31日に三菱UFJ銀行の完全子会社となり、2025年2月1日から、auカブコム証券は「三菱UFJ eスマート証券株式会社」に社名(商号)を変更した。
  • マネックス証券は2024年1月4日からドコモグループの子会社となり、イオン銀行と金融商品仲介業務に関する提携を開始。
  • SBI証券は、SBI新生銀行との関係のほか、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)との包括的な資本業務提携を強化し、個人向けデジタル金融サービスにおける重要な役割を担っている。
FP
FP

FPのここがポイント
連携していない銀行からの入金でも問題なく取引できます。普段使いの銀行との連携を優先しましょう。

各社の銀行連携サービスの特徴

証券会社と銀行が連携することで、資金移動がスムーズになり、特典も受けられる。

銀行との連携には、2つの大きなメリットがある。

  1. 資金移動の簡便化: 従来は銀行から証券口座への入金に手間と時間がかかったが、連携により格段に便利になった。
  2. 特典の獲得: 預金金利の優遇など、さまざまな特典を受けられる。

入金方法は3種類

  • 自動入金(資金不足時): 証券口座の資金が不足すると、連携銀行から自動的に資金が移動する。投資タイミングを逃さないための機能。
  • 自動入金(定期的): 毎月指定日に一定額を銀行から証券口座へ自動入金。積立投資に最適。
  • 即時入金: ネットバンキングを使って手動で入金する方法。入金後すぐに取引できるため、相場を見ながら投資タイミングを決められる。

たとえば、SBI証券は、経済圏にある銀行だけでなく、多くの銀行との間でつみたて入金が可能である。具体的な連携方法は、各証券会社に確認しよう。

預金金利優遇のメリット

連携銀行の普通預金金利が上乗せされることで、投資待機資金の運用効率が高まる。

特に三菱UFJ eスマート証券とSBI証券は0.1%以上の上乗せがあり、預け入れ金額が大きいほどメリットを感じられる。

一方、PayPay証券は金利優遇はないが、おいたまま買付で入金の手間を省ける。

経済圏比較:投資信託のクレカ積立・ポイント投資

投資信託の積立は、自動積立やポイント投資など、多様な方法が選べるようになっている。経済圏では、クレカ積立やポイント投資による特典が注目される。

証券会社クレカ積立ポイント投資
三菱UFJ eスマート証券au PAYカード
還元率:0.5~1.0%
Pontaポイント
PayPay証券PayPayカード
還元率:0.7%
PayPayポイント
還元率:0.5%
SBI証券三井住友カード
還元率:0.5%
Vポイント
Pontaポイント
マネックス証券dカード
還元率:0.2~3.1%
dポイント
マネックスポイント
楽天証券楽天カード
還元率:0.5%~2.0%
楽天ポイント
SPU:+1倍
FP
FP

FPのここがポイント
定期的な積立投資をメインに据え、ポイント投資は追加の投資手段として活用しよう。

多様化する積立投資の方法

投資信託の積立は、銀行引落による従来の方法に加え、スマートフォン決済やクレジットカードなど、選択肢が広がっている。

決済方法が増えることで、給与や各種ポイントなど、さまざまな資金源から投資を始められるようになった。

特にPayPay証券は、PayPayマネーやクレジットカードなど、多彩な決済手段に対応している。

ポイント投資で始める資産運用

普段の買い物で貯まったポイントを投資に活用できることで、少額からの投資が身近になっている。

各社とも経済圏のポイントを使った投資に対応しており、SBI証券はVポイントやPontaポイントなど、複数のポイントプログラムに対応している。

経済圏で活用できるNISA口座について知りたい人は、「経済圏比較|NISAで選ぶ証券会社をFPが徹底解説」で、クレカ積立やポイント投資とともに解説している。

経済圏比較:投資信託の積立残高で貯まるポイントサービス

投資信託のクレカ積立やポイント投資のように、積立時点でポイントを獲得できるのが一般的である。これに加え、投資信託の積立残高(保有額)に対してポイント還元するサービスもある。

なお、還元率の基準となる積立残高(保有額)は証券会社によって異なるので、事前に確認しておこう。

証券会社
サービス名
おもなポイント還元率
(年率)
三菱UFJ eスマート証券Pontaポイント通常:
0.05~0.24%
指定:0.005%
PayPay証券
なし
SBI証券
投資マイレージ
Vポイント
Pontaポイント
dポイント
PayPayポイント
通常:
0.1~0.2%
セレクト銘柄:
0.15~0.25%
マネックス証券dポイント最大:0.26%
通常:0.08%
指定:0.03%
楽天証券
投信残高ポイントプログラム
楽天ポイント0.017~
0.05%

ポイント還元の基本的な仕組み

投資信託の残高に応じたポイント還元は、一般的に「月間平均保有金額」を基にして計算される。また、ポイント還元率は「年率」で示され、「(月間平均保有金額 × 年率還元率 × 月の日数 ÷ 365日)」で求める。

例えば、30日間の月で還元率が0.2%であれば、還元されるポイントは実質的に「月間平均保有額の約0.0164%」になる。

証券会社別ポイント還元率の特徴とその活用方法

主要5社のポイント還元率はそれぞれ異なり、どのポイントが貯まるかも多様である。三菱UFJ eスマート証券はPontaポイント、SBI証券はVポイントやPontaポイント、マネックス証券はdポイントとマネックスポイント、楽天証券は楽天ポイントに対応している。

還元率や利用のしやすさを考慮し、自分の経済圏やライフスタイルに合った証券会社を選ぶことが賢明である。

経済圏比較:AI投資やロボアドバイザーで始める自動運用

投資初心者でも専門家のように資産運用ができるAI投資やロボアドバイザーサービスが充実している。

証券会社サービス名運用管理手数料
(税込・年率)
三菱UFJeスマート証券なし
※自動売買ツール
PayPay証券なし
※つみたてロボ貯蓄
SBI証券ROBOPRO
※ロボアドバイザー
1.1%
マネックス証券ON COMPASS
※ロボアドバイザー
0.9775%
楽天証券楽ラップ
※ロボアドバイザー
固定報酬:
最大0.715% または
基本費用:
最大0.605%+成功報酬
FP
FP

FPのここがポイント
ロボアドバイザーはアメリカで広く普及している投資手法で、初心者でも専門家レベルの分散投資が可能です。

ロボアドバイザーの基本機能

人工知能を活用したロボアドバイザーは、投資の知識や経験がなくても、分散投資による資産運用を実現できる。

資産形成の目標や投資スタイルに応じて、最適な投資配分を提案し、市場の変化に合わせて自動的にリバランスを行う。

マネックス証券のマネックスアドバイザーは、低コストで自動リバランス機能を備えている。

運用コストと投資金額の選び方

ロボアドバイザーは、最低投資金額と運用管理手数料の違いが選択の重要なポイントとなる。

SBI証券は2種類のサービスを提供しており、ROBOPROファンドなら100円から始められる。

また、楽天証券の楽ラップは、固定報酬型と成功報酬型から選択できる柔軟な料金体系を採用している。

AI投資とロボアドバイザーを軸に、証券会社を検討したい人は、「経済圏比較|ロボアド・AI投資で選ぶ投資一任サービス」を参考にしよう。

経済圏で選ぶ証券会社の特徴

スマートフォン決済やポイントサービスの普及により、証券会社選びは単なる手数料や取扱商品数だけでなく、銀行やポイントなどの経済圏とのつながりが重要になっている。

ここでは、これまで比較した証券会社を経済圏の観点から比較し、自分の生活スタイルに合った最適な証券会社選びの参考としたい。

三菱UFJ eスマート証券

  • 三菱UFJ銀行の子会社であり、auじぶん銀行と密接に連携
  • 自動入出金に対応し無料で利用可能
  • 普通預金金利優遇+0.10%
  • クレジットカード積立はau PAYカードを利用可能で還元率0.5~1.0%の高水準
  • 投資信託積立残高に対してPontaポイント還元サービスがある

三菱UFJ eスマート証券は、auじぶん銀行との連携により、資金移動の利便性が高い。au経済圏との親和性が高く、特にau PAYカードを用いた積立投資に魅力がある。Pontaポイント還元も投資信託の保有継続を後押しするサービスだ。

PayPay証券

  • PayPay銀行と連携し自動入出金が無料
  • 多彩な決済方法を提供しPayPayカードやPayPayマネー利用可能
  • クレジットカード積立還元率は0.7%、PayPayポイント還元は0.5%
  • 投信残高に応じたポイント還元サービスは提供していない

PayPay証券はスマホでの手軽な投資に特化しており、PayPay経済圏のユーザーに最適化されている。ポイント還元は還元率は高いが残高連動サービスはなく、キャッシュレス決済との連携が強みである。

SBI証券

  • SBI新生銀行など複数銀行と連携し資金移動がスムーズ
  • 連携特典で最上位ステージ「ダイヤモンドステージ」を獲得可能
  • 投信マイレージによりVポイント、Ponta、dポイント、PayPayポイントなど複数ポイント還元に対応
  • AI投資サービス「ROBOPRO」を提供、手数料競争力が高い
  • 国内外株式やNISAの銘柄が豊富

SBI証券は経済圏のポイントも多様に利用でき、ポイント還元率も高いのが特徴。AI投資サービスも充実しているため、総合的にバランスの良いネット証券である。

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マネックス証券

  • NTTドコモグループの傘下でイオン銀行と連携し資金移動可能だが即時出金は有料(330円/回)
  • クレジットカード積立でdカードが利用でき還元率0.2~3.1%、dポイントやマネックスポイント還元サービスあり
  • 米国株の取扱が多く、日本株のIPO取り扱いも充実
  • 保有残高ポイント還元は最大0.26%

マネックス証券はドコモ経済圏を軸にメリットを提供し、特にdポイントとの連携が強み。米国株取引を重視する投資家やIPO参加希望者におすすめ。

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株・投資信託ならネット証券のマネックス

楽天証券

  • 楽天銀行と完全連携し、普通預金金利+0.08%優遇(300万円以下)
  • 楽天カードでクレジットカード積立が可能、還元率0.5~2.0%
  • 投信残高ポイントプログラムで楽天ポイントが貯まり、楽天市場のSPUプログラム(+1倍)にも連携
  • 楽天経済圏のヘビーユーザーに最適

楽天証券は楽天経済圏との一体感が最大の魅力。楽天ポイントの還元率や連携サービスを最大限活用したい投資家に向いている。

まとめ:証券会社選びは、経済圏との相性がカギ

単なる手数料比較だけでなく、自身が普段利用している経済圏のサービスとの相性が重要なポイントである。

銀行連携の違い

  • 資金移動の利便性と預金金利優遇に大きな差
  • SBI証券は3つの銀行と連携し選択肢が豊富

ポイント投資の活用

  • 各社が経済圏のポイントサービスに対応
  • 普段の買い物で貯めたポイントを投資に活用可能

ロボアドバイザーの選び方

  • 投資初心者でも利用しやすい自動運用サービス
  • 最低投資金額は100円~10万円と幅広い選択肢
  • 運用管理手数料も各社で特徴あり

投資信託を始める際は、自分の生活スタイルに合わせて資金の入金方法、ポイントの活用方法、自動運用の必要性などを総合的に検討し、最適な証券会社を選ぼう。

注意事項

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