3大キャリアの無制限プランは割引条件・還元率・家族構成で実質負担額が大きく変動する。
本記事では現役FPが基本料金・割引難易度・通信品質・経済圏特典の5項目でランキングを作成し、単身・2回線・3回線×カード利用額別のケース試算で最適プランを明らかにする。
長期コスパを重視する家計に即適用可能な選択基準を提供する。
3大キャリア無制限プランのランキング
au・ソフトバンク・ドコモの無制限プランを、基本料金・実質負担額・割引難易度・通信品質・経済圏特典の5項目で比較評価する。
FP視点で総合得点を算出し、最も家計に優しいプランを明らかにする。
1位:auバリューリンク マネ活2
auバリューリンク マネ活2は、3大キャリアの無制限プランで総合1位。基本料金9,328円と実質負担額3,528円(ゴールドカード保有者特典含む)で優位性を発揮し、割引難易度もau PAYカードとauじぶん銀行の利用で比較的容易である。
通信品質は全国6都市で安定した最高水準であり、平均DL速度147〜429Mbpsを記録する。経済圏特典としてサブスク料金20%還元とPontaパス会員が付帯され、提携店舗32万店舗でポイント活用が豊富である。

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| 基本料金 | 実質負担額 | 割引難易度 | 通信品質 | 経済圏特典 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 4 | 4 | 5 | 5 |
1位:ソフトバンク ペイトク無制限
ソフトバンク ペイトク無制限は総合得点23点でauと同率1位。基本料金9,625円、実質負担額3,128円と割引適用後の負担が軽く、カード支払割の難易度が低い点が強みである。
通信品質は都市部で優位性を示し、平均DL速度136〜406Mbps、テザリング性能が高い。経済圏特典ではYouTube Premium2ヶ月無料+以降10%OFF、LYPプレミアム会員が付帯し、PayPayポイント利用箇所235万か所超で日常活用に適する。
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| 基本料金 | 実質負担額 | 割引難易度 | 通信品質 | 経済圏特典 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 5 | 4 | 5 | 4 |
3位:ドコモ ポイ活MAX
ドコモ ポイ活MAXは総合得点19点で3位。基本料金11,748円と高めだが、最大割引適用で実質負担額2,948円まで低下し、家族3回線以上や光セット割で効果を発揮する。
通信品質は基地局数が多いものの実測3位で平均DL速度70〜353Mbpsである。経済圏特典としてNBA/DAZN見放題、Amazon Prime6ヶ月無料、dポイント活用(店舗10.7万か所)が魅力で、スポーツ観戦向きである。
| 基本料金 | 実質負担額 | 割引難易度 | 通信品質 | 経済圏特典 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 3 | 5 | 3 | 4 |
※参考:SpeedData®「2025年7月度モバイル回線品質比較レポート」、au「実効速度について」、ソフトバンク「総務省実効速度調査計測手法/計測結果」、ドコモ「実効速度計測結果」
ケース別実質負担額
各無制限プランの料金体系をもとに、実質負担額をシミュレーションする。光回線契約あり、でんき契約なしのケースで考える。クレジットカードは一般カードを保有しているとして試算した。
なお、キャンペーンや期間限定の特典は一時的なので、適用していない。ただし、ドコモの+10%キャンペーンは終了期間が決まっていない。
ケース1:単身、カード利用額月3万円
一般カードの場合、ソフトバンクは利用額に対して5.5%、au(「買い物特典」)は1%、ドコモは4%である。また、auのカード支払割(通信料お支払い特典)は、auじぶん銀行とau PAYカードの連携が必要となる。
| 項目 | ソフトバンク ペイトク | au マネ活2 | ドコモ ポイ活MAX |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 9,625円 | 9,328円 | 11,748円 |
| カード支払割 | 187円 | 1,650円 | 220円 |
| 光セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,210円 |
| カード還元 | 1,575円 | 300円 | 1,200円 |
| 実質負担額 | 6,763円 | 6,278円 | 9,118円 |
単身の場合、auのカード支払割による割引が大きく、実質負担額は最も低くなった。ソフトバンクとの差はわずかなので、割引状況によってはソフトバンクの方が割安になる可能性もある。
また、カード利用額が増えると、ソフトバンクのほうが有利になる可能性が高い。この点、ケース2以降も確認しておこう。
ケース2:2回線契約、カード利用額月5万円
次に2家族、2回線契約した場合で確認しておく、2回線の場合、ソフトバンクとauは660円割引、ドコモは550円割引となる。1回線分の金額をまとめる。
| 項目 | ソフトバンク ペイトク | au マネ活2 | ドコモ ポイ活MAX |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 9,625円 | 9,328円 | 11,748円 |
| 家族割 | 660円 | 660円 | 550円 |
| カード支払割 | 187円 | 1,650円 | 220円 |
| 光セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,210円 |
| カード還元 | 2,625円 | 500円 | 2,000円 |
| 実質負担額 | 4,753円 | 5,518円 | 7,768円 |
2回線契約(家族割)の場合、家族割による差はほとんどなく、カード利用額を月5万円にしたことによる、還元率の差が現れている。
なお、ドコモのキャンペーン中であれば、11%の還元を受けられる。月5万円が上限だが、5,500円相当の還元を受けられるため、ソフトバンクと同水準の負担額となる。
ケース3:3回線契約、カード利用額月7万円
次に3家族、3回線契約の場合で試算する。3回線の場合、3社とも1,210円の割引で差は出ない。
| 項目 | ソフトバンク ペイトク | au マネ活2 | ドコモ ポイ活MAX |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 9,625円 | 9,328円 | 11,748円 |
| 家族割 | 1,210円 | 1,210円 | 1,210円 |
| カード支払割 | 187円 | 1,650円 | 220円 |
| 光セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,210円 |
| カード還元 | 3,675円 | 700円 | 2,800円 |
| 実質負担額 | 3,453円 | 5,568円 | 6,308円 |
3回線の場合も、2回線と同様、ソフトバンクの実質負担額が最も低い。利用額が上がるほど、還元率の高さが影響するためである。
なお、ドコモのキャンペーン中であれば、11%の還元を受けられる。月5万円が上限だが、5,500円相当の還元を受けられるため、ソフトバンクよりも安くなる可能性がある。
まとめ:理想的な無制限プランの選び方
3大キャリア無制限プランは、カード利用額・割引適用状況で実質負担額が大きく変動する。ケース試算により、単身ではauが優位、利用額増でソフトバンク有利の傾向が明らかであるが、ドコモはキャンペーン11%還元が強力で短期最安化の可能性がある。
- 実質負担額を自己試算:月カード利用額・割引条件でシミュレーション必須
- 条件を事前確認:auじぶん銀行・PayPay連携・ドコモキャンペーン終了リスクを検証
- 長期コスパで判断:通信品質・経済圏特典を加味し、単価比較を超えた総合評価を行う
プレミアムプランは通信を超えた生活インフラである。読者自身が試算し、定期見直しを行うことで家計最適化を実現する。




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