毎日の買い物でポイントを貯めたいと考える人は多いが、6大ポイントサービスの仕組みを比較するのは容易ではない。しかし、現役FPの独自基準で分析すれば、あなたの生活に最適な選択が明確になる。
この記事では、WAON POINT・PayPayポイント・Vポイント・楽天ポイント・dポイント・Pontaポイントの6大ポイントサービスを、5つの評価項目で総合ランキング化し、それぞれの強みと実践的な活用法を解説する。
総合ランキング:ポイント
全6種類のポイントサービスを5つの評価項目で分析し、総合評価を行った。それぞれのポイントサービスの特徴や強みを把握して、あなたの生活スタイルに合ったサービスを見つけよう。
1位:楽天ポイント
楽天ポイントが総合23点で断トツ1位である最大の理由は、楽天経済圏の圧倒的な「活用範囲」と「貯めやすさ」の高さにある。
楽天グループが提供する汎用性の高いポイントサービスで、基本還元率0.5%が多いなか、標準で基本還元率1%(100円につき1pt)と高い。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は最大18倍還元で、生活に必要なクレジットカード、モバイル、銀行口座などを楽天に集約すれば、十分に10%前後を狙える柔軟性が最大の強みだ。
楽天市場での高還元率だけでなく、ファミリーマート、サンドラッグ、エネオス、ケンタッキー、ジョナサンなど実店舗でもポイントを活用できる。加えて楽天証券の投資信託積立との親和性が高く、ポイントを資産形成に直結させることもできる。
このような多角的な貯め方・使い方のバランスが、高得点につながった。
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 4 | 4 | 5 | 5 |
2位:dポイント
dポイントは全国最多の加盟店数と貯めやすさ(5点)で総合2位。
クレジットカード(dカード)保有を前提とすると、実店舗で1%の安定還元が可能であり、dショッピングの5の付く日を狙えば、還元率7倍を目指せる。
また、dポイントクラブは5段階(星1~5)あるが、2つ星ランク(3ヶ月累計50pt超、日常利用で容易)なら比較的到達しやすい。2つ星~4つ星のポイント倍率は同じ1.5倍なので、還元率を上げやすい。
投資信託への活用も幅広く、日常決済から資産形成までカバーする汎用性が高い。非ドコモユーザーでも加盟店網で十分活用できる。
| 総合得点 |
|---|
| 20 |
- 加盟店最多で利用機会が多い
- dショッピング特定日7倍還元
- 2つ星になりやすく還元率を上げやすい
- 投資で活用幅広い
- dカードがあれば1%還元を受けられる
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 3 | 4 | 5 | 4 |
3位:PayPayポイント
PayPayポイントが総合19点で3位である最大の理由は、圧倒的な加盟店数と「貯めやすさ」(5点)の高さにある。
基本還元率0.5%だが、PayPayカード利用で1.0%にアップし、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなど実店舗での利用機会が多い。PayPayステップの利用特典やゴールドカード保有はPayPay経済圏メインユーザー向けなので、最低限のPayPayカード保有だけで日常決済1%還元を目指すとよい。
Yahoo!ショッピング連携でさらに高還元も狙え、スマホ決済の汎用性が高い。この加盟店網の広さと基本運用の簡単さが、高得点につながった。
| 総合得点 |
|---|
| 19 |
- 加盟店数が多く利用機会豊富
- PayPayカードで日常決済1.0%還元
- コンビニ・スーパーで貯めやすさ抜群
- Yahoo!ショッピングで高還元可能
- 運用面での活用はこれから期待
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 4 | 4 | 5 | 2 |
3位:Pontaポイント
Pontaポイントが総合19点で3位である最大の理由は、au経済圏の高い「貯めやすさ」(4点)と会員特典の充実にある。
基本還元率0.5%だが、auカード利用で1.0%にアップし、ローソンや松屋など日常実店舗で安定して貯まる。Pontaポイントにはランクアップ制度はないが、ランクを上げにくい制度が多いため、評価の対象にはしていない。
一方、Pontaパスの特典を受けやすい環境であれば、Pontaポイントを効率的に貯めやすく、ローソンでの高還元が日常買い物に直結する利便性が高い。三菱UFJ eスマート証券やSBI証券でPontaポイントを活用することもできる。
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 4 | 4 | 4 | 3 |
3位:WAON ポイント
WAONポイントが総合19点で3位である最大の理由は、イオン経済圏の高い「会員特典」(5点)とコストパフォーマンスにある。
基本還元率0.5%だが、イオンカード利用で1.0%にアップし、お客様感謝デー(毎月5・15・25日)の5%OFFが実質高還元を生む。イオングループのみ特典が大きいため、活用範囲の評価は低くなるが、そのほかの点は引けを取らない。
ポイント還元よりも割引のほうがお得になることが多く、評価を高めにしている。都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」は順調に拡大しており、今後、都市部を中心に利用機会が増えると想定される。
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 5 | 4 | 4 | 2 |
6位:Vポイント
Vポイントの基本還元率は0.5%で、還元率を上げるには、三井住友カードが必須のアイテムとなる。
対象のコンビニや飲食店でスマホタッチ決済・モバイルオーダーを使えば、7%の還元率となる。条件を満たせば、10%や20%の還元を受けられる。ただし、家族の登録が必要など個人ではクリアできない条件があるため、可能性はあるものの、評価は低めにしている。
一方、SBI証券と三井住友カードの連携が強く、クレカ積立や保有残高でポイントを貯めることもできる。メインのポイントにはならないかもしれないが、サブ的に十分活用できるだろう。
| 基本還元率 | 会員特典 | 上げやすさ | 貯めやすさ | 活用範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 5 | 3 | 3 | 3 |
用途別おすすめポイント
各ポイントサービスには特徴があり、利用者のライフスタイルに応じた選択が重要である。以下、用途別のおすすめポイントをまとめる。
| 用途・特徴 | おすすめポイント | 理由 |
|---|---|---|
| ネットショッピングが多い | 楽天ポイント dポイント PayPayポイント Pontaポイント | 楽天市場 dショッピング Yahoo!ショッピング au PAY マーケット |
| 実店舗でよく買い物する | dポイント PayPayポイント | 最も加盟店数が多く貯めやすい |
| イオングループ近い 食品・日用品のまとめ買い | WAONポイント | お客様感謝デーの5%OFFが強力 |
| 投資と連携したい | 楽天ポイント Vポイント | 投資信託連携と活用範囲が充実 |
| 高還元率を重視 | メイン経済圏ポイント | 経済圏を集約 |
| 通信料金と連携 | dポイント Pontaポイント | 携帯料金でポイント還元 |
ポイントサービスの選び方で最も重要なのは、自分の生活スタイルとの相性である。最も利用頻度の高い店舗やサービスに対応したポイントを中心に、複数のポイントを組み合わせて効率的に活用するのがおすすめだ。
「ポイント貯めるため」に消費を増やさず、普段の支出をより効率的にする視点が大切となる。
まとめ:賢いポイント活用の始め方
6つのポイントサービスを比較すると、それぞれに特徴があり、一長一短があることが分かる。例えば、イオンは実店舗での特典が充実し、PayPayは利用可能店舗が多く、楽天はネットショッピングでの還元率が高いといった具合だ。
ポイントサービスを組み合わせる際は、まず自分の買い物パターンに合った経済圏をメインに選び、そこでのサービスを十分に活用することが重要となる。その上で、日常的によく利用する店舗でポイントが貯まる別の経済圏を1つか2つ加えていくのがおすすめだ。
実践では、すぐに複数のポイントを併用するのではなく、まずは1つの経済圏のサービスに慣れることから始めるとよい。慣れてきたら少しずつ他のポイントも試してみて、自分に合った組み合わせを見つけていこう。
このようにして無理なく始めることで、日々の買い物がよりお得になり、効率的な家計管理にもつながっていく。






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