電気やガス代の値上がりが続くなか、少しでも毎月の支出を抑えたいと感じている人は多いだろう。
そんな中で注目を集めているのが、au利用者の家計をまとめてお得にする「auでんき・ガス」である。
スマホやau PAYなど、日常で使うサービスと連携できる仕組みが整っており、電気・ガスの契約を切り替えるだけでポイントや割引を受けられる点が魅力だ。
- auでんき・ガスの特徴とメリット・デメリットがわかる
- 料金プランと費用のポイントを理解できる
- 申し込み方法から利用開始までの流れを知れる
この記事では、au経済圏におけるauでんき・ガスのサービス内容を詳しく解説する。料金プランやメリット・デメリット、申し込みの手順まで、初めての人でもわかりやすく紹介するので安心して検討できる内容である。
auでんき・ガスの特徴・メリット
au経済圏で使えるauでんき・ガスは、セット割引やポイント還元がお得なサービスである。
auユーザーならではの割引やPontaポイントとの連携が強みだ。料金体系がシンプルでわかりやすく、環境に配慮したプランも選べるため便利である。
電気|ポイント還元率0.5%~1.0%
使用した電気料金に対して、8,000円未満なら0.5%還元、8,000円以上なら1.0%還元される。
例えば、月額5,000円の電気料金なら25pt、月額10,000円なら100ptが自動的に付与される。
基本料金および電力量料金の合計額(税抜)が対象でオール電化プランは対象外なので注意しよう。
ガスとセットで割引
住んでいる地域によって、「東電ガス for au」「関電ガス for au」「中電ガス for au」「ほくでんガス for au」「きゅうでんガス for au」に分かれている。それぞれ特典が異なる。
一般料金と比較してどのくらい安くなるか、公式ページで掲載されている試算結果を含めて表にまとめた。
| エリア | 一般料金比較 公式目安 | auでんきセット | au PAYカード払い |
|---|---|---|---|
| 東電ガス for au | 約3% | 月102円割引 | ガス料金2%還元 |
| 関電ガス for au | 約10.4% | でんきポイント還元率 +0.5% | ガス料金2%還元 |
| 中電ガス for au | 約5% | ガス料金2%還元 | ガス料金2%還元 |
| ほくでんガス for au | 約2% | ガス料金5%還元 | ガス料金2%還元 |
| きゅうでんガス for au | 月約300円 | 月160pt還元 | ガス料金2%還元 |
注意したいのは、電気・ガスのご使用状況のほか、燃料費調整額・原料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金の増額により、変更前よりも料金が高くなることもある点である。
環境にも配慮した選択肢
環境にやさしい「ecoプラン」が用意されており、再生可能エネルギーの利用を推奨している。環境意識が高いユーザーにとっては大きなメリットである。
電気料金の一部が環境保全活動に寄付されるため、環境負荷を抑えながら使える点で差別化されている。
auでんきの料金プラン・費用
auでんき・ガスの料金プランは、基本料金と使用量に応じた従量料金で構成されている。
料金プランはシンプルで、使用量が増えるほど割安になる仕組みである。特にガスとセットで利用すると割引が適用され、毎月の支払いを抑えられる。
auでんきの料金プラン
auでんきの料金プランは、一般的な家庭向けの「でんきMプラン」と電気使用量が多い「でんきLプラン」の2つである。
- でんきMプラン:10A~60A
- でんきLプラン:6kVA以上
auでんき料金シミュレーション
ここでは、月200kWh(一人暮らし想定)と月400kWh(戸建て2人世帯やマンション2~3人世帯想定)で、東京電力と関西電力の料金体系をもとに試算した。
なお、ポイントは税抜金額に対して還元されるが、便宜上、ここでは税込金額で計算している。また、ポイントは月の電気代に対して付与されるため、「年間電気料金×還元率=年間ポイント」で計算しても誤差が生じる(表は月ごとにポイント計算して合計している)。
| エリア 使用量 | 年間 電気料金 | 年間 ポイント |
|---|---|---|
| 東京電力 月200kWh | 74,160円 | 372pt |
| 東京電力 月400kWh | 159,588円 | 1,596pt |
| 関西電力 月200kWh | 63,900円 | 324pt |
| 関西電力 月400kWh | 128,940円 | 1,284pt |
関西電力とauでんきの基本料金と料金単価はほぼ同じであるため、auでんきに切り替えるメリットは、獲得できるポイント数となる。
なお、ガスのシミュレーションと併せて、契約前に問い合わせて試算してもらうといいだろう。
(参考)平均的な電気使用量
上記のシミュレーションは、東京都「2025家庭の省エネハンドブック」に掲載されている平均的な使用量をベースにしている。
各月の使用量を2倍して合計し、12で割って月平均を算出。一方、電力エリアによって、料金単価は異なる。電力使用量によって段階的に料金は上がるため、月200kWhと月400kWhのケースでシミュレーションした。
戸建住宅:電気使用量(単位:kWh)
| 月 | 1人世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯以上 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 315 | 443 | 508 | 563 |
| 3月 | 262 | 344 | 400 | 417 |
| 5月 | 195 | 237 | 290 | 316 |
| 7月 | 316 | 413 | 513 | 560 |
| 9月 | 243 | 290 | 362 | 403 |
| 11月 | 236 | 320 | 363 | 419 |
集合住宅:電気使用量(単位:kWh)
| 月 | 1人世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯以上 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 180 | 301 | 369 | 400 |
| 3月 | 149 | 256 | 304 | 356 |
| 5月 | 128 | 204 | 254 | 299 |
| 7月 | 210 | 338 | 434 | 485 |
| 9月 | 155 | 250 | 318 | 369 |
| 11月 | 141 | 228 | 293 | 319 |
東京電力エリアの料金単価
| 契約アンペア(A) | 基本料金(税込) |
|---|---|
| 10A | 311.74円 |
| 15A | 467.62円 |
| 20A | 623.49円 |
| 30A | 935.24円 |
| 40A | 1,246.99円 |
| 50A | 1,558.74円 |
| 60A | 1,870.49円 |
| 使用量区分 | 電力量料金(税込/kWh) |
|---|---|
| 最初の120kWhまで | 29.79円 |
| 120kWh超過~300kWhまで | 36.39円 |
| 300kWh超過分 | 40.48円 |
関西電力エリアの料金単価
| 区分 | 金額(税込) |
|---|---|
| 最初の15kWhまで | 522.57円 |
| 使用量区分 | 金額(税込) |
|---|---|
| 15kWh超過~120kWhまで | 20.20円 |
| 120kWh超過~300kWhまで | 25.60円 |
| 300kWh超過分 | 28.58円 |
関西電力エリアは切り替えに注意
auでんき公式サイトで試算すると、関西電力エリアだけ、切り替えると料金が高くなる。
燃料調整費は基準燃料費より高くなると電気代は上がるが、従来の電力会社には上限が設定されており、上限以上は上がらない。この上限額に差があり、関西電力エリア(40,700円/kl)は、東京電力エリア(129,200円/kl)よりもかなり低い。
auでんき公式サイトのシミュレーションでは、直近の燃料調整費を含んで算出しているため、関西エリアの上限額を越えていて、切り替えた場合の料金が高く算出されている可能性がある。
この記事の試算結果を含め、公式サイトも目安でしかないため、特に関西電力エリアでの新電力への切り替えには注意が必要である。
新電力・ガスのメリット・デメリット
新電力の中でもauでんき・ガスは安定性と利便性を兼ね備えている。一方で契約時の手続きや地域制限など、注意すべき点も存在する。
auでんき・ガスのメリット
- 電力供給の質・安定性は大手電力会社と同等
- 基本料金・従量料金のシンプルな料金体系
- 環境配慮プランやガスセットオプションが選べる
auでんき・ガスのデメリット
- 供給安定性は大手と同等だが、万一の停電時の対応が大手に比べて遅い可能性がある
- 料金の変動リスクがあり、必ずしも安くなるとは限らない
- 乗り換え時の手続きや解約違約金などの手間やコストが発生する
- 地域によっては供給対象外やガスセットが限定的な場合があること
申し込み方法と利用開始までの流れ
申し込みは、WEBで簡単にできる。申し込みや契約に費用はかからない。au/UQ mobileユーザーなら手続きは簡単だ。
申し込み方法
電話や取扱店で申し込めるが、一般的な家庭向けの「でんきMプラン」なら、WEBから申し込める。
\でんきとガスセットでお得/
利用開始までの流れ
- 申し込み後、完了メールが届く
- 1ヶ月~1.5ヶ月後に切り替え完了
- 利用開始から約2か月後に初回請求
auでんき・ガスの注意点
契約前には供給エリアと切り替えタイミングを必ず確認する必要がある。
特にガスのセット割引はエリア制限があり注意が必要だ。解約時の費用や他社乗り換えの手続きも事前に把握しておくことが大切である。
供給エリア・切り替えタイミングの確認事項
auでんき・ガスは一部の地域でしか使えない場合がある。切り替えも月単位の制約があり、タイミング次第で二重払いのリスクもある。
料金上限がないため高騰リスクがある
auでんき・ガスを含む新電力プランは、「政府の上限価格規制」の対象外である。
そのため、燃料費や原料費が急騰した場合、電気・ガス料金が一時的に大きく上昇するリスクがある。
このリスクは「燃料費調整額」「原料費調整額」の仕組みによるもので、世界情勢やエネルギー市場の影響を受けやすい。契約前に、料金変動の仕組みや上限がない点を理解しておくことが重要である。
解約・他社乗り換え時の手続きと費用
解約違約金や手数料がかかるプランもあるため、乗り換え時は事前にチェックが必要である。書類手続きはオンラインで完結しやすいが、注意点は多い。
サポート体制と問い合わせ方法
auでんき・ガスは電話とWebチャットでのサポートが充実している。
公式サイトのFAQも充実しており、トラブル対応や質問がしやすい。障害時の対応は迅速とは言えないが、平常時のサポートは手厚い。
よく実施される注目のキャンペーン
auでんき・ガスでは、初月無料キャンペーンやPontaポイント増量キャンペーンが定期的に実施されている。キャンペーン情報はnoteなどの公式まとめページで随時更新されているので、申し込み前にチェックするとよい。
まとめ
auでんき・ガスは、au利用者にとって日常の光熱費をお得にする選択肢として注目されている。
ポイント還元や割引、環境配慮プランなど多彩なメリットがある反面、料金変動リスクや供給エリアの制約も存在するため、契約前にしっかり確認しておくことが重要である。
これらを踏まえた上で、自身の暮らしに最適なプランか見極めることが求められる。
- auでんき・ガスはauスマホユーザーにメリットが大きいセット割が魅力
- 料金体系がシンプルで料金予測がしやすい
- 環境に配慮したプランも選べる
- 契約前にエリア確認や解約条件をチェックする必要がある
- 申し込みはオンラインで簡単、サポート体制も充実している
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よくある質問
- Qauでんき・ガスに切り替えると、電気やガスの品質は変わりますか?
- A
変わりません。各地域の大手ガス会社(東京ガス・大阪ガスなど)の導管網を利用するため、同じ品質の都市ガスが供給されます。電力供給の安定性も従来通りです。
- Q解約違約金はかかりますか?
- A
auでんき・ガス側では解約違約金は発生しません。ただし、旧事業者側で請求される可能性があるため、契約前に確認が必要です。新築やプロパンガス地域は対象外の場合があります。
- Qポイント還元はいつから受けられますか?
- A
auでんき利用開始後から毎月の電気料金(税抜)に対して0.5~1.0%のPontaポイントが自動付与されます。初回請求は利用開始から約2ヶ月後ですが、ポイントは翌月以降順次貯まります。




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